食事と栄養

筋トレにクレアチンは必要?効果と飲み方、量の目安

筋トレを続けていると、よく耳にするクレアチン。「飲むと何が変わるの?」と気になっていませんか。重いセットや短い高強度の運動を繰り返す場面では、こなせる運動量を少し増やす助けになります。自分のトレーニングに合うか判断できるよう、効果と無理のない取り入れ方をまとめました。

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重いセットでどう働く?

筋肉はすぐに使えるエネルギーの受け渡しを担うATPという物質を使います。短時間で強い力を出すときには、筋肉に蓄えたクレアチンリン酸がATPの素早い再生を助けます。クレアチンの摂取で、この蓄えを増やせます。重いセットやダッシュを、休憩を挟んで繰り返す運動で特に役立つ仕組みです。

ジムでは、後半のセットでも回数を保ちやすくなる可能性があります。毎回はっきり体感するとは限らず、効果の大きさにも個人差があります。増やせた運動量を成果につなげるのは、継続したトレーニングです。散歩や軽い有酸素運動だけが目的なら、優先して買う必要性は低くなります。

基本はクレアチンモノハイドレート

研究が最も蓄積されているのは、クレアチンモノハイドレートです。高価な混合製品や特別な吸収システム、多数の追加成分を選ぶ必要はありません。1回分の表示量ではなく、その中のクレアチン量と1日分の費用を比べると選びやすくなります。

表示が明確で、信頼できる販売元の製品を選びましょう。ドーピング規則のある競技に出場するなら、その競技で認められる第三者のロット検査も大切です。禁止物質が混入するリスクを減らせます。「アスリート推奨」という広告だけで検査済みとは判断できません。

始めやすい方法は1日3〜5g

健康な成人では、運動しない日も含めて1日3〜5gのモノハイドレートを摂る方法が一般的です。この量なら、筋肉の蓄えが約4週間かけて徐々に増えていきます。朝食など普段の食事と合わせると、忘れにくくなります。

付属スプーンの量は必ずしも正確ではありません。製品の説明に従うか、適切なはかりを使ってください。1日忘れても蓄えが空になるわけではないので、翌日に倍量を飲まず、通常量に戻します。運動の何分前という細かなタイミングに、一日の予定を合わせる必要はありません。

ローディングは必要?

ローディングは、蓄えを早く増やす方法です。研究で使われる例では、1日約20gを4回に分けて5〜7日間摂り、その後は1日3〜5gを続けます。回数が増えて手間がかかり、胃腸の不快感が出やすくなる場合もあります。

普段の筋トレなら、最初から1日3〜5gで始めるほうが簡単です。どちらも増やすのは同じ筋肉内の蓄えです。ローディングは早く到達したい場合の選択肢であり、効果を得るために必須の最初の1週間ではありません。

筋力より先に体重が変わることも

クレアチンを摂ると、筋肉に保持される水分が増え、早い段階で体重が上がる場合があります。すべてが体脂肪の増加という意味でも、新しくついた筋肉という意味でもありません。減量中の体重の推移や、体重別競技の計量を考えるときは、この変化を覚えておきましょう。

水分は運動量、暑さ、のどの渇きに合わせて摂ります。クレアチンを始めたからといって、大量の水を無理に飲む必要はありません。胃腸の不調が続くなら使用を中止して相談し、量を増やして解決しようとしないでください。

先に医療者へ相談したい場合

安全性のデータは、主に健康な人が研究された量を使った場合のものです。腎臓の病気がある人、薬を使っている人、妊娠中・授乳中の人、18歳未満の人は、摂取前に個別の医療相談を受けてください。血液検査の際も使用を伝えましょう。腎機能の評価に使うクレアチニンの値に影響することがあります。

寝不足や食事の抜け、運動の続けにくさが一番の悩みなら、まずそちらを整えると日々のトレーニングがしやすくなります。クレアチンを検討するのは、その後でも遅くありません。

普段の記録で変化を見つける

取り入れてから数週間は、主な種目をいくつか継続しましょう。同じ重量で丁寧な反復が増える、同じくらいのきつさで少し重くできる、といった変化が進歩の目安です。1回の自己ベストだけでは、クレアチンがどれだけ貢献したかまではわかりません。

特別なテスト週間を作らなくても、普段のトレーニング記録で比べられます。漸進性過負荷とRPEのガイドでは、重量・回数・きつさを一緒に見る方法を紹介しています。体重計には出にくい成長にも気づきやすくなります。

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出典

  1. NIH Office of Dietary Supplements: Exercise and Athletic Performance ↗
  2. Australian Institute of Sport: Creatine, what is it? ↗
  3. Australian Institute of Sport: Creatine, how and when do I use it? ↗
  4. Australian Institute of Sport: Creatine, concerns and considerations ↗

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