頭の体操と学習

読んだ内容を忘れてしまう人へ。大事なことを覚える読み方

読んだばかりなのに、内容をうまく説明できない。そんなときは、ひと区切り読んだところで文章を閉じ、一番大切なことを自分の言葉で話してみましょう。読み返すとわかる内容でも、見ずに思い出そうとすると曖昧な部分に気づけます。この練習と、時間をあけた復習を、次の読書や勉強に取り入れる方法を紹介します。

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知りたいことを一つ決めて読む

読む前に、何が分かるようになりたいかを考えます。トレーニングのきつさについての記事なら「自分に合う重さはどう判断する?」など。本なら次の節についての疑問を一つ選びます。細かな情報の中でも、探したい説明が見つけやすくなります。

短い範囲に集中する

文章とメッセージを何度も行き来すると、話の流れを追いにくくなります。数段落を読む間だけ、スマホを離して不要なタブを閉じましょう。無理なく追える長さで十分です。最初から1時間を空ける必要はありません。

10分の読書で試すなら

トレーニングの記事を理解するために10分使うとします。一つの節を読み、閉じたら友人に話すつもりで要点を説明します。元の文章と比べ、抜けていた点を一つ足しましょう。

最後に、一つの問いと短い答えが残ります。メモは明日のために取っておきましょう。読み返す前に、答えを自分で思い出してみます。

文章を閉じて、3文ほどで説明する

声に出しても、メモに書いても構いません。中心となる考えは何か、どういう意味か、どんな例があるかを思い出します。答えを見ずに思い出す練習をアクティブリコールといいます。その後で文章を開き、抜けていた点や誤解していた部分を読み直します。

自分の例に当てはめる

例えば「RPE 8は、あと約2回できる余力がある状態」と読んだとします。8回行ったセットなら、同じフォームでおよそ10回までできたということです。自分で例を作ると、用語だけでなく、その意味も理解できているかが分かります。

うまく思い出せないときは

一度ですべての細部を覚える必要はありません。読む範囲を短くしたり、身近な例に置き換えたりすると取り組みやすくなります。よくあるつまずきと、その対処を表にまとめました。

起きたこと考えられる理由次の行動
言葉の意味を説明できない前提が足りない定義と具体例を一つ調べる。
文章は見覚えがあるが答えられない思い出す練習が足りない資料を閉じ、短い問いに答える。
文章は覚えているが使えない例が限られている別の事例を比べ、違いを説明する。
予定しても始めないきっかけや時間が合わない問いを一つ用意し、時間を短くする。

翌日、もう一度思い出してみる

質問と短い答えを残しておきます。翌日はメモを見る前に答え、数日後にも同じ質問に戻りましょう。時間を空けて繰り返すことで、文章が新鮮でなくなってからも思い出す練習ができます。簡単に思い出せる内容は間隔を広げ、抜けた部分は該当箇所を読み直します。

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出典

  1. John Dunlosky · Strengthening the Student Toolbox ↗

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