種目を学ぶ

握力と僧帽筋の鍛え方:キャリー・シュラッグ・前腕種目

デッドリフトや懸垂で、背中より先に手が限界になりませんか。握力を個別に鍛える方法として、重りを運ぶ種目、リストカール、シュラッグの役割を解説します。

更新日 4 分で読めます
動作のポイントを見る
ファーマーズウォーク
ファーマーズウォーク

この種目で鍛えられること

握力と僧帽筋の運動には別の役割があります。前腕は重りを保持したり手首を動かし、首から肩にかけての僧帽筋上部は肩を持ち上げ支えます。引く種目が握力で止まる場合や、これらを直接鍛えたい場合に追加します。

ファーマーズウォークは保持と歩行、シュラッグは肩を上げる動き、リストカールは手首の局所的な動きを使います。目的に合わせて選びましょう。前腕の疲労は後のローやデッドリフトを制限するため、セッション終盤が組み込みやすい位置です。

握力を鍛えるなら、持つ・運ぶ・手首を動かす?

懸垂で先に指が開いてしまうなら、握り続ける力を練習しましょう。ぶら下がりやファーマーズウォークがこの目的に合います。リストカールは手首を曲げ伸ばしする種目、シュラッグは肩を持ち上げる種目です。伸ばしたい力に合わせて選びます。

足をつけたまま、ぶら下がる練習から

デッドハングは腕を伸ばしてバーにつかまる動きです。最初は足で体重の一部を支えて構いません。いきなり足を離したり、限界まで耐えたりする必要はありません。

  1. しっかり固定されたバーと、滑らない安定した台を使います。台は、いつでも足を戻せる位置に置きましょう。
  2. 肩幅程度で、親指もバーに巻いて握ります。腕を伸ばし、足を台につけたまま少しずつ手へ体重を移します。体を揺らさずに保ちます。
  3. 確実に握れている間だけ続けます。指が開く前に足へ体重を戻しましょう。肩や肘が痛く引っ張られる場合は中止します。

少しずつ保持時間を伸ばす

まず同じ足の補助で短く繰り返します。楽にできるようになったら、足で支える重さを少し減らすか、時間を少し延ばします。一度に変えるのは一つです。腕を上げた姿勢がつらいなら、重さを調整できるファーマーズウォークでも握る力を鍛えられます。

ファーマーズウォーク

両側に重りを持って決めた距離を歩き、握力、肩甲帯、体幹が時間をかけて姿勢を支えます。運ぶ力を鍛え、重量とともに距離や時間を記録します。

  1. 体の横に置いた扱いやすい重りを、股関節と膝を曲げて持ち上げて立ちます。
  2. 重りを揺らさず短く安定した歩幅で歩き、横へ傾かないようにします。
  3. 同じように制御して曲げ、床へ戻します。
ファーマーズウォークCatalyst Athletics · 英語

読み込むとYouTubeに接続し、IPアドレスと技術情報がGoogleに送信されます。文章の説明は動画なしでも読めます。

プライバシー
YouTubeで見る ↗

フォームのポイント

キャリーは小さな歩幅で上体を立てます。横に傾く、指が開くなら下ろします。シュラッグは肩を回さず持ち上げます。

始めやすい形と次の段階

障害物のない短距離から始め、距離か時間を増やしてから重くします。リストカールはキャリーより大幅に軽くします。

トレーニングへの組み込み方

デッドリフトや懸垂を先に行うなら、重いキャリーや握力種目は最後にしましょう。歩く種目は片手の重量と距離、静止は時間、シュラッグやカールは回数を記録します。

本番のセットに入る前に、軽い負荷ややさしい動きで準備しましょう。

種目セット回数・時間・距離休憩
ファーマーズウォーク215–20m1〜2分、落ち着いて動けるまで

リストカール

前腕を支え、軽い重りに対して手首だけを曲げます。握る運動に手首屈筋の直接的な動きを足し、前腕を浮かせず小刻みに増量します。

  1. 座って前腕を太ももやベンチに乗せ、手のひらを上にして手首だけを縁から出します。
  2. 軽い重さで前腕を動かさず手首だけを曲げて持ち上げ、ゆっくり下ろします。
リストカールE3 Rehab Exercise Library · 英語

読み込むとYouTubeに接続し、IPアドレスと技術情報がGoogleに送信されます。文章の説明は動画なしでも読めます。

プライバシー
YouTubeで見る ↗

リバースリストカール

手のひらを下にして手首を伸ばし、手の甲を持ち上げます。前腕後面の伸筋を使うため手首屈曲と合わせ、通常のカールよりかなり軽く始めます。

  1. 前腕を太ももやベンチに乗せ、手のひらを下にして手首を縁から出します。
  2. 軽く握って前腕を動かさず、無理のない範囲で手の甲を上げてからゆっくり下ろします。

バーベルシュラッグ

体の前のバーを持ち、両肩を同時に上げて段階的に負荷を増やせます。僧帽筋上部を直接鍛え、短い軌道を肩回しや膝の反動なしで使います。

  1. バーベルを太ももの前で上から握り、膝を緩めて直立します。
  2. 肩をまっすぐ耳へ近づけ、少し止めてゆっくり下ろします。
  3. 腕を長く保ち、肩を回したり肘を曲げて重りを持ち上げたりしません。

ダンベルシュラッグ

ダンベルは体の横に下がり、左右の手が自然な角度を選べます。バーより握りと肩の自由度があり、前にバーを構える位置が窮屈な場合に向いています。

  1. 両太ももの横にダンベルを持ち、手のひらを体に向けて首をリラックスさせ直立します。
  2. 肩をまっすぐ耳へ近づけ、少し止めてゆっくり下ろします。
  3. 腕を長く保ち、肩を回したり肘を曲げて重りを持ち上げたりしません。
ダンベルシュラッグBodybuilding.com · 英語

読み込むとYouTubeに接続し、IPアドレスと技術情報がGoogleに送信されます。文章の説明は動画なしでも読めます。

プライバシー
YouTubeで見る ↗

ツールを使う

出典

  1. ACE: Farmer's Carry ↗
  2. ACE: Applied Exercise Science Activities ↗
  3. ACSM (2026): Resistance Training Prescription for Healthy Adults ↗
  4. ACE (2025): Grip strength, hangs and carries ↗
  5. ACE (2025): Chin-up teaching and foot-supported practice ↗
  6. Catalyst Athletics: Farmer Carry | Olympic Weightlifting Exercise Library ↗
  7. Bodybuilding.com: Dumbbell Shrug - Shoulder Exercise - Bodybuilding.com ↗
  8. E3 Rehab Exercise Library: Weighted Wrist Flexion ↗

stu_spivack, Wikimedia Commons · CC BY-SA 2.0 · 掲載用に縮小し、WebP形式に変換しています。

sumsum / Pexels · Pexels License · 掲載用に縮小し、WebP形式に変換しています。

@marcuschanmedia | IG / Pexels · Pexels License · 掲載用に縮小し、WebP形式に変換しています。

Ali Alcántara / Pexels · Pexels License · 掲載用に縮小し、WebP形式に変換しています。

Jason Morrison / Pexels

Andrea Piacquadio / Pexels · Pexels License · 掲載用に縮小し、WebP形式に変換しています。