年齢より、これまでの運動経験に合わせる
長年トレーニングをしている人が、60歳になった途端に初心者へ戻るわけではありません。ここでは初めて取り組む人や、長い休みの後に再開する人を想定しています。キャスターのない丈夫な椅子、物のない壁、軽いダンベルを用意します。椅子は壁につけ、滑りにくい床を選んでください。
最近転倒した、立ち上がるときにふらつく、病気で運動量が制限されている場合は、専門家と一緒に始めると安心です。骨粗しょう症による背骨の骨折や手術後の場合は、担当の医療者と種目を選びます。自分に合う動きと、最初の負荷が分かる状態を作りましょう。
月曜と木曜など、週2回から
1回20〜30分ほどを目安にします。最初に数分歩くか、その場で足踏みをして、肩と腕を軽く動かします。各種目1セットから始めてください。決めた回数を続けて行い、休むまでが1セットです。
種目の間は1〜2分、または呼吸が落ち着くまで休みます。最後は少し大変でも、あと2〜3回できそうな余裕を残します。力を入れる場面で息を吐き、意識的に息を止めないようにしましょう。
最初の運動メニュー
この順に行います。片腕で引く種目とダンベルを持って歩く種目は、左右とも行ってください。
| 種目 | 始めの量 | 動きのポイント |
|---|---|---|
| 椅子からの立ち座り | 1セット6〜10回 | 足裏を床につけ、少し前へ傾いて立ちます。ゆっくり座り直し、必要なら手を使います。 |
| 壁で腕立て伏せ | 1セット6〜10回 | 手は胸の高さ。体をまっすぐ保ち、胸を壁へ近づけて押し戻します。 |
| 支えを使う片腕ダンベルロー | 左右1セット8〜12回 | 空いた手を丈夫な高い台に置きます。胴体をねじらず肘を後ろへ引きます。 |
| 支えを持つかかと上げ | 1セット8〜12回 | 動かない台につかまり、両かかとを上げてゆっくり下ろします。 |
| 片手にダンベルを持って歩く | 左右それぞれ短い距離を2回 | 軽い重さで姿勢を起こし、物のない場所を歩きます。歩行が不安定なら付き添いのもとで覚えます。 |
最初の負荷はどう選ぶ?
初回は楽に扱える動きを探します。反動を大きく使わないと立てない場合は、少し高い椅子や手の助けを使ってください。壁の腕立てが難しければ、足を壁に近づけます。ローイングの重さは、勢いをつけずに動かせるものが適しています。
筋肉の疲れと、関節の鋭い痛みは別です。痛む動きはやめましょう。胸の痛み、めまい、いつもと違う息苦しさが出たら運動を中止し、医療機関に相談します。支えは安定させるために使います。すべてをバランスの試験にする必要はありません。
8回から10回へ進む
最初の数回は同じ種目を続けます。8回が安定したら、次は9回。上限の回数まででき、次の運動日までに無理なく回復できるようになったら、2セット目を加えます。
その後はダンベルを少し重くする、立ち座りで手の助けを減らす、壁の腕立てで少し足を遠ざける、といった進め方があります。一度に変えるのは一つにすると、何が難しくなったか分かります。
筋トレのない日も少しずつ動く
散歩、自転車、ダンスなども組み合わせられます。無理のない距離を選び、1日の中に動く時間を散りばめましょう。65歳以上の運動指針には、定期的なバランス運動や柔軟性の運動も含まれます。足元に不安がある場合は、指導を受けられる教室が役立ちます。
数週間後、いつもの動作に目を向けてみてください。立ちやすくなった、同じ買い物袋が軽く感じる。そんな変化も、ダンベルの重さと同じくらい大切です。毎回筋肉痛になることが、進歩の条件ではありません。
次の運動につながる記録を残す
LiftPalに種目、動きの種類、重さ、回数を残しましょう。「手を使わずに椅子から10回立つ動きを2セット」と具体的に分かれば、次もその続きから始められます。
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出典
- NHS: Strength exercises ↗
- NHS: Physical activity guidelines for older adults ↗
- ACSM (2026): Resistance Training Prescription for Healthy Adults ↗
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Andrea Piacquadio / Pexels · Pexels License · 掲載用に縮小し、WebP形式に変換しています。
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